はじめに

このサイトは、知り合いのツテで東京で活躍している弁護士の熊澤さんに競馬詐欺についてインタビューした時のものをまとめています。 熊澤さんは、基本的に詐欺に詳しいのはもちろんですが、特に競馬詐欺についての知識が豊富にある弁護士さんです。 自分の知識が役に立つのならと快くインタビューに応じてくれました。 熊澤弁護士の惜しみない協力に対しこの場を借りて御礼申し上げます。

〜熊澤弁護士の言葉〜
競馬予想会社の相談は以前からありましたが、最近は手口も大胆になり被害が急増しているのが現状です。 こう言った被害者の方々は、『すぐに何千万儲かる情報がある』などと甘い言葉をささやく営業電話に押し切られ数十万から数百万単位の情報料を支払う傾向にあります。 悪徳業者は、豊富な資金をバックに複数の系列予想会社を運営しています。共通の利用者名簿を使い非常に効率的な営業をかけ更に利用者を追い込んでいくのです。 これを食い止めるには、まず利用者が競馬予想会社に対する正しい知識を付けて自己防衛するのが一番の近道です。 悪徳業者の利用者が減り収入源を失えば自ずと悪徳は淘汰されていくはずですから・・・ 訴えたい方は多いですが、勝てるケースとなると余程ひどいケースでなければ取り返すことは困難を極めます。 また、弁護士側にも悪徳が存在しており、予想被害者から更に絞り取るような輩も出てきているのです。 こういった事態を少しでも軽減すべく私の培った知識と経験からお話させて頂きたいと思います。

更新情報

12/01/11 記事の修正・追加をしました。

料金返還は無理?

悪徳弁護士・行政書士・司法書士

悪徳競馬予想会社から料金を取り戻せると謳っている所がありますが、よほど悪質なケースでないと簡単にはいかないことが多い。 仮にも情報が届いていたのなら返金を受けるのは無理だと思ってください。 レース予想の的中は詐欺に関係がありません。

裁判になれば数十万の経費が掛かり金銭的な負担は少なくありません。 刑事事件として立件できても金額の返還は民事裁判になるので返ってくるまで相当な時間が掛かることになります。 金額だけでなく精神的にも訴訟の負担は大きいものと言えます。

悪徳業者から簡単に返金させることを謳っているサイトには注意が必要です。 行政書士・司法書士もそうですが、探偵・調査会社などは論外な選択です。 スピード返金、返金率90%など魅力的ですが、弁護士以外に頼むのはボッタクリなどの二次被害に合う確率の方が高いと思います。 悪徳業者のことなら法律の専門家である弁護士に頼む以外の選択肢はありえません。

ただ、資格業の弁護士だから無条件に信用するのも危険です。 食べていけない弁護士も増えており手段を問わない危険な事務所もあるのです。

悪徳弁護士の見分け方

01.弁護士費用が高い
一般に弁護士会報酬規程によると弁護士費用は高いと感じられると思われますが、それよりも高く報酬を請求して、弁護士会から懲戒を受けるというケースがあります。

02.請求金額を必要以上に多くする
弁護士会報酬規程では、事件が大きく、請求金額が多くなればなるほど弁護士費用を高く請求できるので、裁判ではそんなに認められないにもかかわらず、 弁護士が主導して請求金額を多くしたりするケースがあります。

03.費用についてあまり説明しない
弁護士費用についてはあいまいにしておくと後で多額の請求をされることがあります。

04.多額の預り金をする
弁護士が懲戒される事例で多いのは、依頼者からの預り金に手をつけるケースです。 預り金に手をつけるのは、もちろん業務上横領罪という犯罪です。 残念ながら弁護士にもそういうことをする人がいるのです。 仕事を始める前に、着手金の他に、多額の預り金を要求された場合は、いつごろ何にいくら使用するのか確認しましょう。 明確に答えられない場合は要注意です。訴訟に必要なお金はなるべくその都度支払うようにしてもらいましょう。

05.お金の貸し借りを提案する
弁護士が依頼者にお金を貸すと言ったり、貸してくれと言ったりすることは弁護士倫理という弁護士会のルールで禁止されています。

06.事件について、細かく聞こうとせず、話の裏付けとなる証拠についても要求しない。
07.過去自分の手がけた事件や、自分の役職、自分の社会的地位について自慢話が多い。
08.事件の話より世間話が多い。
09.安易に、この訴訟は「勝てる」とか「まかせろ」と言う。
10.事件受任後、何もしない。
11.相手が何をし、こちらが何をしたか連絡をくれない。
12.こちらの訴訟の疑問について答えてくれない。
13.弁護士と会えない。電話でも話せない。

詐欺的な業者ほど儲かる

騙された利用者の話を聞くと短期間で1億儲かるなど非現実的なものばかりです。
なぜ、騙されるのでしょうか?
心理学者が言うには、話が壮大すぎて頭で考え付かないと逆にリアルに感じてしまうことがあるそうです。
そういうケースから考えるとデカい話をする業者ほど注意する必要があるでしょう。
逆に考えれば、地味なサイトを注意深く見ていけば良い業者が見つかる可能性は高くなるのではないでしょうか。

悪徳業者がはびこる理由

競馬予想という言葉にある真意は、これから起こる事象を説明しているというだけであり、利用者を錯覚させているとは言えず詐欺にはなりません。 つまり、予想というのは少し先の未来に起こる事を言っているだけであって、結果が確定しているわけではないので絶対に儲かるという解釈は成立しないのです。 『競馬予想は絶対に儲かる』というのは、法的に矛盾した言葉であり、この手の甘い勧誘に乗らないことが自分の身を守っていくことに繋がるのです。

悪徳業者対策はどうしたらいい?

一番手軽に出来るのは正しい競馬の知識を付けることです。 これだけ?と思うかも知れないですが、実はこれが一番効果がある! 何でもそうですが詐欺というのは、相手の無知につけこんだものが多いのです。 競馬というものが、そもそも『どういうものなのか』が分かっていれば詐欺に合う確率はグンと減るわけです。

それでは、基本的な競馬の知識を皆さんに説明いたします。 競馬では、一年を通して競馬で勝っている人の割合は全体の5%前後とJRAから発表がありました。 競馬に限らずFX、株でも勝ち組というのは1割程度しかおらず、ジャンルを問わず投資関係は一昔前ほど簡単にはいかなくなりました。

その厳しい世界で勝ち続けられる人間は、簡単に見積もっても1%以下であり天才的な能力が要求されると言っても過言ではありません。 弁護士になるために必要な司法試験の合格率が20%程度ですから、如何に競馬で勝ち続けていくことが大変か分かって頂けるのではないでしょうか? この狭き門の中で少数の勝ち組が競馬予想会社を運営している確率は一体どれくらいになるのか。 アメリカの資産5兆円と言われる投資家のウォーレン・バフェット氏は投資会社を運営していますが、 競馬界隈は注目度が低いぶんメディア進出の機会がないため優良業者を見つけるのは根気が必要になるのは明らかです。

悪徳業者しかいないのか?

そんなことはないと思いますが、悪徳業者の数が圧倒的なため埋もれているのが実情のようです。 簡単には競馬で儲からないからこそ悪徳業者が多いとも言えます。 悪徳業者が市場を食いつぶしているせいか、良質なサイトは日の目を見ることができずに閉鎖に追い込まれることが多い。 そういう悲しい現実があるのは残念なことだと思います。

真面目に運営している健全サイトは、積極的に情報公開をする傾向にあるので実績が参考になると思います。 優良サイトほど初期は無料で始まっているので歴史を辿れるサイトは情報の信用価値もグッと上がります。 実力で有料情報サービスをしているのなら何の問題もないどころか利用者のメリットは大きいものとなります。 勝てなくても何らかの使える情報を提供してくれているはずです。 派手な広告に目を奪われることなく、地道に実績を積んできたサイトを探すのが優良サイトへにたどり着く近道です。

悪徳業者がよくやることは?

規模が小さい悪徳業者は、よく無料ブログなどを使い実績を捏造して会員を集めています。 金銭を受け取ったあとに予想提供することなく閉鎖するケースが多く見受けられます。 無料ブログであれば幾つでも増産が可能であり、作っては逃げを繰り返してるだけの輩が未だに多く存在しているのが実情です。 アメブロやライブドアなど運営していても信用に全く関係がなく気をつけないといけません。
無料ブログサービス一覧

また、人気ブログランキングで上位に表示されているようなブログも危険な場合があります。 なぜならクリック専門業者による不正なランキング操作が行われており人気で上位にいるわけではないケースがあるからです。
詳細は競馬ブログランキングのページを参考にして下さい。

独自ドメインで運営されている業者の方が運営年数が分るため無難だと言えます。 またブログは、記事の捏造やIPAT画面を捏造している所があります。 馬券の偽造は難しいのですが、IPATの数字だけなら簡単なのでよく使われる手のようです。
捏造競馬ブログが許せません

口コミサイトは信用できるか?

悪徳競馬予想会社の手口として、自作自演の口コミサイトを大量に作り自分の会社を宣伝しています。 最近話題になったステルスマーケティングというやつですね。 同業他社の争いが激しく中には、他の真面目なサイトを悪徳予想会社と名指しで悪徳自身が批判する滑稽な事例も存在しています。 また、悪徳を利用した被害者を装い特定の予想会社を攻撃して利用者の信用を得ようとするものまであるのです。 ターゲットにされる予想会社は、使い物にならなくなった系列会社というパターンもあります。

ツイッターでの評判は?

予想業者の中でツイッターをしている人もいるでしょう。 フォロー数されている数が多ければ信用できると判断しがちですが、BOT(自動配信やフォローしたりできる)が無数にある現状では・・・ しかも世界的なツールですので、やり方によって意図的にフォロー数は増産が可能なのです。 「BOT」の一覧を見て下さい。 日本だけでもBOTがこれだけあります。また、業者仲間内で自分たちの心象を良くしようと自演しているケースが競馬だけに限らず横行しているのです。 東日本大震災で散々デマが流れた一件を考えてもツイッターを無闇に信用するのは危険でしょう。

情報商材も悪徳?

競馬は、レースまでは人間がお膳立てしますが、レース自体は自然現象に近いため「ああしてこうすれば的中できる」という単純な方法論で当たるほど甘くはありません。 その程度の論理で的中できるなら歴史に名を刻む競馬予想家がいてもいいはずですが見たことがありませんよね。 ただ、一過性で使えるデータが存在することは否定しません。 ボタン一つでデータ分析できる時代ですから賞味期限は短く人に伝播する余裕があるかは微妙ですが・・・ どのジャンルの商材でも使えるのは昔から数えるほどしかないので今どき利用する意義は薄いように思えます。

競馬予想ソフトの詐欺は?

競馬の脱税で逮捕状の出たUPRO(ユープロ)が関係した思わせるソフトがありますが詐欺の良い口実となっています。 ユープロのソフトは、ただの投資金配分ソフトであり予想とは全く関係がありませんでした。 しかも、ユープロ自体が儲かっていた事実はなく、分かっているのは配当金160億円に掛かる税金を脱税をしていたことだけです。 つまり、200億円を投資し160億円のリターンということも考えられ、ユープロの名前が出てきた時点でソフトの価値は疑わしいわけです。 ある東大教授曰く、「不確定要素の観点から競馬を体系化(アルゴリズム化)するのは難しい」と言われているのが現実です。 的中する予想ソフトは作れても儲かるソフトを作るのは無理だと考えておいた方がいいでしょう。

予想大会は良いのでは?

予想大会を開催し優秀な予想家を発掘しているサイトが幾つかあります。 ここで上位にくれば信用できるようにも思えますが、アカウントはいくつでも作れるため業者が数千単位で取得し参加しすることが出来るのです。 その中で成績が優秀なアカウントを選び、あたかも勝っているように見せる業者が存在してるという報告も実はあるのです。 実際に利益が出ればいいのでしょうが、実力ではないので浮き沈みが大きかったり最終的にはドツボになりそうですね。 一発屋でなく長期的に結果を出しているのなら利用する価値はありそうですが・・・

投資競馬はどうですか?

中央競馬は世界的に見ても規模が大きく投資先として見る人も増えているようです。 最大2億円が当たるWIN5がありますし、小口投資としては面白いのかも知れません。 具体的な調査はしてませんが、投資の世界にしろ予想サイトが玉石混合なのは同じだと思います。 投資競馬は下記のサイトの方が詳しいので一読してみて下さい。
投資競馬ガイド